公演は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
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2004年3月18日(木) 〜 3月23日(火)
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阿部一徳 |
吉植荘一郎 |
野原有未 |
稲川光 |
片岡佐知子 |
加藤幸夫 |
桜内結う |
牧野隆二 |
奥島敦子 |
佐々木リクウ |
高橋昭安 |
たきいみき |
山本智美 |
杉山夏美 |
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日比大介(THE SHAMPOO HAT) |
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美 術 |
深沢襟 |
衣 裳 |
忠内もも |
照 明 |
大迫浩二 |
音 響 |
AZTEC |
舞台監督 |
野口毅 |
宣伝美術 |
三田秀共 |
制 作 |
大和田尚子、久我晴子 |
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前 売: |
一般4,300円 |
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学生2,500円(予約のみ・当日要学生証提示) |
当 日: |
4,500円 |
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※全席指定 |
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●ケラさんと私〜アートイズロング |
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宮城 聰 |
断言してしまうのもなんだが、ほとんどのアーティストは「自由になりたい」と思っているのではないだろうか。あるいは“自由”というものに到達したい、と。
ただ、めざす自由の“質”において、アーティストはいろいろに枝分かれするだろう。そして、勝手な話だが、ケラさんのめざす自由は僕のそれとかなり似通っているような気がするのだ。
だが面白いのは、こうしてゴールが似ているように見えるひとに限って、選ぶルートが僕とぜんぜん違っていることだ。そしてむしろ、選ぶルートの似ているひとが、たいてい、からきし別のゴールをめざしている。
聖書の問いのように、だから自分にとっての隣人とは誰なのかが、なかなか判らない。ケラさんは僕の隣人だろうか?隣人たるケラさんを愛するべきだろうか?
愛さない方が面白い芝居になるかもしれない。そこがまた、判らなくて、芸術は続く。 |
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●宮城さんと私〜出会いなど |
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外輪 能隆 |
ソトワって誰?と皆さんおもってられることでしょう(a)。
宮城さんとの出会いは、毎年夏に富山で行われる演出家コンクールでした。その時、ワタシは参加者で宮城さんは審査員という立場で、その後2度ばかりそのコンクールに参加したときも、サンドバッグ状態でたたかれるワタシを、あたたかく見守って(b)くれたのでした。
去年のコンクールでは、男子部屋の番号しか教えていなかったのに、女子部屋に集まっていた私たちのところにおこしいただき、朝までお話させていただきました。ドアのかげからそっと入ってこられた姿が印象に残っています。
それにしても、(a)で、しかも大阪ですら「無名なことで有名」とまで言われることのあるワタシを、このような形で使っていただき、本当にありがたい限りです。宮城さんがどのような期待をされて、またお客様がどのような期待をされているのか(というより不安でいっぱいでしょうが)いまのところまったくわかりませんが、ワタシなりの「ルート」で「ゴール」を目指してみようと思います。
そういえば、本当の初めての出会いともいえる、ミヤギサトシショーを関西でみたとき、観客が演劇関係者ちっくな人ばかりの様子で、こういう公演はツライな〜と思いました。
今回はぜひ(b)でお願いします。 |
外輪能隆(そとわよしたか):演出家。
1995年、フランスの小説家フレデレリック・ブランの『エレベーター』を舞台化するために大野美伸とともにエレベーター企画を設立。アメリカ・イギリス・中国などの海外小説を主なモチーフとした繊細で緊密な舞台には定評がある。関西を拠点に東京公演も定期的に行っており、数々の演劇祭に参加。JPAF第一回利賀演出家コンクール優秀演出家賞、日本演出者協会若手演出家コンクール2001優秀演出家賞受賞。
http://www.evkk.net/ |
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