公演は終了いたしました。
ご来場ありがとうございました。 |
偶然。
いかなる必然も、しょせん意識された偶然・・・ |
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舞台美術家・小竹信節に教えを受けた深沢襟は、2000年よりク・ナウカに演出助手として参加。2001年には三島由紀夫作『卒塔婆小町』で利賀演出家コンクールに参加、2003年5月の<野望祭>ではピランデルロの未完の大作『山の巨人たち』を演出しました。また2003年1月のク・ナウカ『サロメ』、10月の『マハーバーラタ』では美術を手がけるなど、ク・ナウカで演出と舞台美術の研鑽を積んできました。本作は主役の「男」役に山の手事情社の三村聡を迎え、深沢が満を持して演出する注目の舞台です。 |
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数学の場合、1+1=2に、1+1+1=3になるけれど、人間の足し算ではそうはいかない 1+1=巨大な1に、1+1+1=さらに巨大な1になっていく。私たちはまるでパズルのピースを合わせるように手をつなぎ、足を切り取りながら、互いの思想を共有するための努力を惜しまない。しかし、切り取り、捨てなければならなかった私たちの心臓はどうなるのか。そして巨大になりすぎた私たちの思想はどこに向かうのだろう。
耳をすませてみても、友達の足音はもう聞こえない。 |
深沢 襟 |
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〜あらすじ〜
何ということのない、極めて平均的なひとりの男のもとに、ある日奇妙な8人家族が訪れる。彼らは隣人愛の精神を唱え、真心を訴えながら、男の生活に介入していく。
孤独を批判し、集団で思想を共有することがいかに心強く、素晴らしいことかを説く彼らであったが、男は彼らを拒み続ける。思想の共有とは何か。そして、彼らの思想を拒み続けた男の先に待つものとは・・・。 |
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中村優子、野原有未、寺内亜矢子 |
加藤幸夫、牧野隆二、佐々木リクウ、高橋昭安、大沢由加子 |
三村聡(山の手事情社) |
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東京デザインセンター ガレリア
東京都品川区東五反田5-25-19
TEL. 03-3445-1121 |
アクセス: |
JR山手線五反田駅東口2分
都営浅草線五反田駅A7出口正面 |
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【前売】
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3,000円 |
【当日】 |
3,300円 |
【学生】 |
2,000円(要予約/当日学生証提示)
※学生券(学割チケット)は受付を終了いたしました。 |
※入場整理番号付き自由席 |
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助 成 |
アサヒビール芸術文化財団 |
平成16年度文化庁芸術団体重点支援事業 |
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ク・ナウカ 若手演出家シリーズ |
ク・ナウカは、現在の日本では珍しい「(作家兼任ではない)演出家の主宰する集団」であり、その使命として、志の高い若手演出家の登場に道を開きたいと考えています。
この趣旨のもとに開始する「若手演出家シリーズ」では、昨今東京の演劇界で主流となっている「さりげない日常をリアルに描く」たぐいの戯曲ではなく、言葉が「舞台上」という「まぎれもない非日常」でのみ成立しうる強度をそなえた戯曲を取り上げてゆきます。 |
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